投資信託協会が13日発表した7月の投信概況によると、誰でも購入できる公募株式投信の純資産残高は前月末比0.6%増の60兆9500億円だった。しかし米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題が深刻化する直前の昨年7月末に比べると6.6%減少。世界的な金融市場の混乱で投信の資産はこの1年で大きく目減りした。
投信の資産は運用悪化によって1年間に10兆円余りが減った。この間、日経平均株価は22%、中国の上海総合指数は38%それぞれ下落するなど、世界の株式相場が低迷したことが原因だ。投信の基準価格は平均で1割余り下落した。
資金流入額(新規購入から解約・償還を差し引いた額)は1年間で6兆5600億円と、その前の1年間(2006年8月―07年7月)に比べて58%減った。昨年までは中国やインドなど新興国の株価上昇期待から、外国株式で運用する投信に人気が集まり、1カ月に3兆円近い資金が流入することもあった。サブプライム問題後の世界的な株安で投信の運用成績が悪化し、個人の投資意欲を減退させている。

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