年初からの株価低迷と対照的に、エネルギー、農産物、非鉄金属などの商品を投資対象とする投資信託に注目が集まっている。米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題などで世界の株式市場の先行きに不透明感が増している。大手証券は、株価が下がっても、利ザヤが得られる商品投信の販売に力を入れており、損失リスク分散のために、投資家のニーズも高まりそうだ。
日興コーディアル証券は25日から中長期的に価格上昇が期待されるエネルギーや金属、農産物に実質的に投資できる「日興・シュローダー・コモディティ・ファンド」の募集を始める。商品先物や関連株式を投資対象とし、投信会社の投資分析に基づいて運用する。市況に合わせて、商品の組み入れ比率を変更することで投資成果を追求する。
大和証券は5日、豪ドル建ての「ダイワ・オルタナティブファンド・シリーズ-ソフトコモディティ条件付元本確保型ファンド」を設定した。運用するのは、小麦、トウモロコシ、大豆、砂糖など農産物の先物価格に一定の比率で連動した農産物価格連動債。すでに募集は終えているが、預かり資産残高は約156億円に上った。
